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Japanische Klassiker mit Furigana

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はせくらじけん

支倉事件

甲賀 三郎

Lesen Sie 支倉事件 (はせくらじけん) von 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 204.697 Zeichen · 406 Bildschirme

Aozora Bunko

そしてお前は白状をせぬうちはこれから拘留の蒸し返しだ幾度となく拘留して、野郎殺してやるからそう思え。明日は裏の撃剣所に連れて行き、縄にて引縛って頭から水をぶっかけてやるからそう思え。そればかしではない、明日早朝お前の家に行き、お前の妻を引張って来て二十日の拘留に処してお前同様責めてやるからそう思え。(妻は度々其前に呼び出され、責められ、その泣き声を聞くのは私には実に辛かったのであります)妻は可愛くないか。罪ないあの子供は可愛くないか。お前は畜生か、此野郎、禽獣にも劣る奴だ。妻の可愛いのも子供の可愛いのも知らんのである。仕方ない奴だ。それ接吻しろ。又も骸骨との接吻数々。喜平もこゝに心身共に疲れ、こんなに責められるなら、いっその事死んだ方がましだと、それから二度目の自殺を謀ったのであります。看守厳重になり到底死ぬ訳に行かず。罪の私は兎もあれ、罪なき妻子を明日から苦しめると云う事は実に忍びない事だ。からとて殺さんものを殺したと云う訳にも行かず、此上は致し方なし、なんぞ嘘言の申立てをなし、此場を一日も早く、骸骨の責め、虎口より逃れ妻子を救わんとしたのであります。