Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

やま「はい」

又「あの何で、この先に伯父さんが有るが、彼はあなたの真実の伯父さんかえ」

やま「はい私の真実の伯父でございます」

又「御両親はないのかえ」

やま「はい両親はまアない様なものでございます、母は亡なりましたが、親父は私の少さい時分行方知れずに成りましてから、いまだに音沙汰がございません、死んだと存じまして出た日を命日として居りますが、ひょっとして存命で帰って来たらと姉弟で信心して居ります位で」

又「はア左様かえ、お前さんまだ御亭主は持たずに」

やま「はい」

又「二十二に成って亭主を持たずに、此のどうも花なら半開という処その何うも露を含める処を、斯う遣って置くは実に惜しいものじゃアね、お前さん」

やま「はい」

又「お前まアねえ、一杯飲みなさいな」

やま「いゝえ私は御酒は少しも戴きません」

又「其様な事云わんでも宜い、私のじゃアに依って半分ぐらい飲んで呉れても宜いじゃないか」

三十八

やま「いゝえ半分などと仰しゃっては困ります、お厭なれば何卒其処へお残し遊ばして」

又「おやまさん、私は最うこれ四十に近い年をして、お前のような若い女子を想うても是は無駄と知っては居るが、真実お前のような柔しい、器量といい、其のどうも取廻しなり口の利きようといい別じゃアて、心に想うて居ても私はまア今まで口に出して言