Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
重「飛んだ事と申して捨置かれるものか、行け/\」
と云われ真青になってぶる/\顫えて傳助地びたへ踵が着きませんで、ひょこ/\歩きながら案内をするうちに、団子屋のきんの宅の路地まで参りました。
重「これ/\其処に待って居れ、町家を騒がしては済まぬから」
傳「何うかお手打ちは御勘弁なすって」
重「黙れ、提灯を消してそれに控え居れ」
傳「へえー」
重二郎は傳助を路地の表に待たして、自分一人で裏口の腰障子へぼんやり灯がさすから小声で、
重「おきんさんの宅は此方かえ」
と云うと二階に三人で相談をして居りましたが、
きん「はい魚政かえ…いゝえ此の頃出来た魚屋でございますから、器物が少ないのでお刺身を持って来ると、直に後で甘を入れるからお皿を返して呉れろと申して取りに来ますので」
きんは魚屋と間違えて、
きん「少し待ってお出でよ」
と階子段を下りて、
きん「魚政かえ、今お待ちよ」
と障子を開けて見ると、魚屋とは思いの外重二郎が刀を引提げてずうと入り、
重「これ照が二階に参って居るなら一寸逢わして呉れよ」
きん「いゝえ御新造様は此方へは入っしゃいません」
重「入っしゃいませんたって参って居るに相違ない、是に駒下駄があるではないか」