Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

又「拾匁、随分値は高いが、拾匁出して彼のくらいな美人を寝かそうと起そうと自由にするのだから、実に金銀は大切な物だのう」

若「えへ、まず兎も角もお上り遊ばしては如何」

又「だが登りもしようが、婦人を傍へ置いて唯寝る訳にも往かんが、何か食物を取らんではならんが、酒と肴はどのくらいな値段であるか承わって置こう」

若「えへ……御存じ様でございましょう、おとぼけなすって、お小さい台は五拾疋でございます、大きい方は百疋で、中には六百文ぐらいのお廉いのもございます」

又「ふう百疋、成程よい遊女を揚げれば佳いのを取らなければならんのう、成程それでは酒は別だろうな」

若「へい召上りませんでも先一本は付けます」

又「百疋で肴は何のくらいなのが付くな」

若「へ……おとぼけでは困りますな、大概遊女屋の台の物は極って居りますが、小さい鯛が片へらなどで、付合せの方が沢山でございます」

又「それは高いじゃアないか、越後の今町では眼の下三尺ぐらいの鯛が六十八文で買える」

若「御冗談ばかり仰しゃいます」

又「厄介になろう」

若「有難う存じます、お揚んなさるよ」

「あいー」

とん/\/\と二階へ上ると引付座敷へ通しましたが、又市は黒木綿の紋付に袴を穿いた