Japanische Klassiker mit Furigana
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lesen Sie 新書太閤記 (しんしょたいこうき) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 192.758 Zeichen · 383 Bildschirme
従って、一時は慎みもするが、すぐ以前の鬼柴田、乃至、瓶破柴田に立返ってしまうのであった。
きょうの不興にも、きょうの事ばかりでなく、三略の文句がまた彼の頭に追加されていたかもしれない。何しろ、食事の席はあまり賑わなかった。ところへ折も折、秀吉からの早打がこれへ来合わせて、さすがの瓶破柴田の胆をも潰すような報告を彼に齎した。
使者は二人であった。ひとりは秀吉の家臣、ひとりは神戸信孝の臣。
各※(二の字点、1-2-22)、主人の一書を持ち、二通を併せて、同時に勝家の前に呈した。
二通とも、大津三井寺に在陣中の秀吉、信孝の手で認められてあり、日附も同じ十四日とあった。
(――この日、逆将明智光秀の首級を検し、亡君信長公の弔い合戦、ここにおいて、首尾よく遂げ果し終んぬ)
と、秀吉の方には山崎以来の戦況が概略認めてある。そしてなお、
(――この由、在北国の織田遺臣一統へ、さそくに御披露ありたく、尊台まであらましを急達しておく、事あらためていうまでもなく、今次の変は、御同様悲歎にたえぬことながら、故主御さいごの日より十一日を出でぬうちに、逆将の首級をあげ、賊徒一兵もあまさず掃滅し得たことは、身の功を誇るにてはなけれど、いささか泉下の尊霊をお慰め参らせたものと信ずる。