Japanische Klassiker mit Furigana
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lesen Sie 新書太閤記 (しんしょたいこうき) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 187.757 Zeichen · 375 Bildschirme
しかしそれが一般強壮な者の汗闘を奮わすことは大きい。彼らは戦災の悲愁をわすれ、希望の明日をこの土木へ賭けたのである。
秀吉は、各砦を一巡して、
「よし」
と、頷いた。
砦の工事――それのみに強味を得たのではない。領民の胸にもこれで“心の砦”が固められたとなしたからである。
軍民ひとつの“心の砦”と、地物一切による要塞の全工事が成ると、秀吉はここに麾下各将の部署をさだめた。
第一線地区。――東野山の砦には堀秀政の五千人、街道の北方に、小川佐平次祐忠の千人。また堂木山には、山路将監正国、木下半右衛門などの勢各※(二の字点、1-2-22)五百。
神明山に陣する者、大金藤八郎、木村隼人佑重茲など、同じく各五百――この辺は、柴田勝豊の持ち場だが、折ふし勝豊がまた病気中のため、その家臣大金藤八郎と山路将監が代って指揮に当っていた。(勝豊は程なく京都にて病死す)
第二線地区。――
ここには秀吉直属の高山右近長房が岩崎山に。中川清秀が大岩山に。桑山重晴が賤ヶ嶽に、各隊千人の同兵力で中核的な堅陣を示した。
さらに、田上山に羽柴秀長の一万五千人が置かれ、諸塁はこれらの衛星とも見られる。