Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎじんのすがた
日本の怪談
田中 貢太郎
Lesen Sie 日本の怪談 (ぎじんのすがた) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 56.030 Zeichen · 115 Bildschirme
甚六の家に不思議なことがあると云うことを聞いて、ある人が甚六に教えた。
「どうもそれは、狐か狸の所業(しわざ)らしい、それが来そうな処へ干沙(ひすな)をまいて置けば、足跡がつくから知れるよ」
甚六はその人の云ったように高窓の下へ沙をまいたが、その夜になって窓へ怪しい女の顔が出て、
「私を狐や狸とおもっているのか」と、云って物凄く笑った。
甚六夫婦はいよいよフジの祟りだと云うことを知り、そのあとをきれいに弔ったので怪しいこともやっと無くなった。
底本:「日本の怪談」河出文庫、河出書房新社
1985(昭和60)年12月4日初版発行
底本の親本:「日本怪談全集」桃源社
1970(昭和45)年初版発行
入力:大野晋
校正:松永正敏
ファイル作成:野口英司
2001年2月23日公開
青空文庫作成ファイル:
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