Japanische Klassiker mit Furigana
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かわのうえのしょくば
日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)
大江 鉄麿
Lesen Sie 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) (かわのうえのしょくば) von 大江 鉄麿 (おおえてつまろ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.585 Zeichen · 8 Bildschirme
職場の歌
ダンダンダンダン……
歯車がかちかちとわめいている
モートルの野郎はブーンとうなっていやがらあ
ベルトが二百五十の回転速力できざむ様に……
ダンダンダンダン……
源兄いお前そのベルトの奴に右手を半分取られたな
近所の義もそのベルトの奴に指を三本喰われちまったぞ
ダンダンダンダン……
畜生ベルトの奴
貴様まで俺達の血をしぼると云うのか
源兄いが右手を取られた時の姿
近所の義が指を喰われた時の姿
血潮をしたたらせ歯をくいしばり
口唇は青ざめ
死人のようだって
思うと皮膚がむせかえるようだぞ
ダンダンダンダン……
職長の野郎少し口ひげをたくわえやがって……
右手と口で俺達を牛馬の様に使っていやがら……
畜生……
五年越のベルトで源兄いがやられた
六年越のベルトで近所の義がやられた
野郎
ベルトの一生を何年と思っていやがら……
ダンダンダンダン……
十五番力のモートルは地震のような金属の響きを立て……
俺はその音を圧し……
兄弟達に話す
「ベルトと源兄いの関係や
そして自由の国の話を」
ダンダンダンダン……
外はつららの張り切った寒い冬空
いつとられるや知れないこの足
いつとられるや知れないこの手
いつ喰いこまれるや知れないこの体