Japanische Klassiker mit Furigana
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わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
Lesen Sie 早稲田大学 (わせだだいがく) von 尾崎 士郎 (おざきしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.204 Zeichen · 220 Bildschirme
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「そりゃ、大いにやるべきだ」。
保谷仁太郎が下※(「月+咢」、第3水準1-90-51)を前へつきだした。彼は専門部の三年生であるが、試験をうけるだけで、ほとんど一年じゅう学校には出席していなかった。若いくせに泥鰌ひげを生やしている彼は、もはや完全な大人だった。
「こりゃ、岩橋さん、あんたの問題だけじゃない、全学生に訴えるべき問題ですよ」。
「そうだよ」。
と青木公平が太い声でどなった。「先ず、組織をつくって運動の基礎をかためておく必要があるな」。
来会者は、ふたたび車座になって、がやがやと騒ぎだしたが、結局、東山の発言にもとづき、満場一致で「吾等ハ正義ノ立場ニ於テ高田博士ノ再選ニ反対シ、建校ノ精神タル自由独立ノ実ヲ全ウスルコトヲ期ス」――という決議を行った。
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時間はまだ十時をすぎたばかりだったが、散会してから紀尾井坂にある堺枯川の家を訪ねると十一時を過ぎてしまうので、西方現助は江戸川から大塚へ帰る青木と、矢来下にある映画常設館、羽衣館の前でわかれ、新藤と二人で鶴巻町の通りを正門に向って歩いていった。
「やりおるのう、岩橋は」。
新藤の顔には興奮が残っている。