Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
Lesen Sie 明治劇談 ランプの下にて (めいじげきだん ランプのもとにて) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.283 Zeichen · 329 Bildschirme
千歳座と中村座とをあわせて三十二、三行の劇評、それを書いてしまうのに一時間余りを費した。ところで、翌日の新聞紙上にはその劇評が一つも載せられていないので、わたしは失望した。あるいはその書き方が悪いので没書にされてしまったのかも知れないと思っていると、その次の日の紙上に二つながら掲載された。しかも一字も添削されていなかったので、わたしはまた急に気が強くなった。おれにも劇評が書けるぞと、威張って見たいような心持にもなった。
これが手始めで、その後わたしは引きつづいて各劇場の招待見物に出かけて行った。そうして、得意になって劇評を書いた。それまでは塚原渋柿園氏がときどき見物に行って劇評を書いていたのであるが、渋柿園氏は面倒がって滅多に行こうとしない。そこへ丁度わたしが飛び込んだので、わたしはすぐに劇評係に決められてしまった。したがって、前にかいた「め組の喧嘩」や「相馬平氏」や、鴈治郎初上りの芝居など、二十三年二月以後の分はすべて招待席の桟敷から見物したのであることを、ここでちょっと断わって置く。
その当時の新聞劇評家は、『報知新聞』の森田思軒、『改進新聞』