Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
Lesen Sie 明治劇談 ランプの下にて (めいじげきだん ランプのもとにて) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.283 Zeichen · 329 Bildschirme
わたしなども毎回見物に行ったが、太夫はよし、人形つかいは上手で、くだらない小芝居などを観るよりも確かに面白かった。二十七年の二月に逆櫓(綾瀬太夫)、堀川(播磨太夫)を上演した時などは、太夫を聴くだけでも一日の暇を潰す価値があるというので、毎日満員の大入りであった。妹背山の両床で、大判司の人形は国五郎、太夫は綾瀬、定高の人形は伊三郎、太夫は播磨という時にもやはり大入りであった。
要するに二十七年頃がその全盛時代で、それからだんだんと流行らなくなって、ともかくも四、五年持ちこたえた末に解散してしまった。寄席でもだんだんに流行らなくなって、結城孫三郎のあやつり以外には、出使いの人形芝居はもう見られなくなった。人形芝居などというものは東京人の趣味に適さず、気の早い人はひと口に木偶の坊と蔑してしまうらしい。そうして、人間でも木偶の坊に劣る芝居のあることに気がつかないらしい。よい太夫が浄瑠璃を語って、よい人形使いが人形を働かせるという情味が、東京の観客にはだんだん判らなくなって来たらしい。義太夫を聴く耳はあっても、人形を見る眼はないらしい。たとえば、おしゅん伝兵衛の「堀川」