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Japanische Klassiker mit Furigana

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はるはよみがえる

春はよみがえる

小川 未明

Lesen Sie 春はよみがえる (はるはよみがえる) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.577 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

「やい、てめえか。」と、いきなりせがれは、青服の手から空気銃をもぎとりました。暴力と暴力のはたしあいでした。青服がなにかいいかけるのを聞かばこそ、台じりをさかさに銃を振り上げて、力いっぱい折れよとばかり地面にたたきつけました。この一撃で、さしも精巧なドイツ製も、銃身がみにくく曲がってしまいました。

正吉はあとで、この事件を聞いたのであるが、これがため、青服は家主に銃を返されなくなったので、弁償することに、話がついたといいました。

ところが、それ以来、青服には、競輪も、競馬も、いっこうに運がむいてこず、金の工面に苦しみました。一方、家主からは、矢つぎばやに金をさいそくされたのであります。

ついに、青服夫婦は、この町にいたたまらなくなって、ある晩、どこかへ、居所をくらましてしまいました。そして、だれの目にも、あばずれ女としか見えなかった青服の若い女房は、ふだん唇を紅くぬって断髪をちぢらしていたが、雲がくれする前のこと、

「わたしたちみたいな、ばかはないよ。うちのひとが、鉄砲を打つのがうまいからって、いやがるのをむりに打たし、とった鳥はみんな取り上げておきながら、鉄砲がいたんだから、お金で、弁償せいと、どこにそんな強欲の家主さんがあろうか。