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Japanische Klassiker mit Furigana

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はんしちとりものちょう

時代推理小説 半七捕物帳(五)

岡本 綺堂

Lesen Sie 時代推理小説 半七捕物帳(五) (はんしちとりものちょう) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.744 Zeichen · 434 Bildschirme

Aozora Bunko

いずれにしても、お角は真っ蒼になって怒って、家へ帰るとすぐに島田を殺そうとしたくらいですから、よくよく口惜しかったに相違ありません。

三人を殺そうと決心して、お角は一旦江戸へ帰って、国蔵や甚八と打ち合わせをした上で、七月八日に横浜へ引っ返して来ました。勝手を知っているハリソンの家へ宵から忍び込んで、寝台の下に隠れていて、夜の更けるのを待って先ずハリソンを刺し殺しました。アグネスがおどろいて跳ね起きて、窓をあけて庭へ飛び降りると、お角もつづいて飛び降りた。そのとき例の洋犬が出て来て、本来ならば主人に加勢してお角に吠え付くか咬み付くかしそうなものですが、却ってお角に嗾けられて、主人のアグネスに飛びかかって、とうとう咬み殺してしまったというわけです。飼い犬に手を咬まれるとは此のことで、犬はよっぽど、お角になついていたものと見えます。その御褒美に、犬はお角の手から番木鼈を貰いました。その毒にあたって斃れるところを、前に申す通り、眼玉をくり抜いたり、腹を裂いたり、さんざんに斬り刻んで川へ投げ込んだ。犬はお角になついていたが、お角はよっぽど犬を憎んでいたのでしょう。