Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こがらしのさかぐらから
木枯の酒倉から
Lesen Sie 木枯の酒倉から (こがらしのさかぐらから) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.163 Zeichen · 22 Bildschirme
と、俺は絶望して俺の頭を横抱きにかかえながら、せめて親友瑜伽行者は何処へ行ったんだ、助けて呉れえと眺めまわすと――亦しても俺はわあっ! と今度は笑いが爆発して今にも粉微塵と千切れ去るところだった。何という笑うべき恰好であろうか! 魁偉なる尻を天高く差しあげ、太い頸をその股にさし込むばかりにして匍匐するあの様は、あれが行者の得意なる背亀坐であるのか。それともむしろあの形よりおして瑜伽経に説く弓坐、孔雀坐の類でもあろうか。見れば股かげにその丸顔をもぐらせて相も変らずニタニタと笑わせながら、それでも流石に目を閉じて豆程もある脂汗をジタジタとわかせているのだ。
蛇の踊りがこうして、何の変哲もなくものの五分も続いていたろうか。すると俺は、ひどく酔ったせえで目のまわりに白い靄がかかったんだと、そう思ったのだ――周章てて目の周をこすったのだが、模糊とした靄は一向に消えようともせず、今度は何となくフワフワと渦を巻いて見えるから――ああ俺は遺憾なく酔っちまったんだと匙を投げて拳骨をふりあげた、すると――だだだ、何たる事だ! ゆらめく靄はするりと縮んで忽ちに一つの塊におさまったと思ううちに不思議な香気が鼻にまつわったような気がしたが、ばかに一面が気持よく澄み渡ったようだと思いついた時には、もう目の向うに波羅門の銅色の娘が綺麗