Japanische Klassiker mit Furigana
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しょくぶつちしき
植物知識
牧野 富太郎
Lesen Sie 植物知識 (しょくぶつちしき) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 43.784 Zeichen · 86 Bildschirme
はじめシベリアで採った白花品へ、ロシアの学者のパラスが、Paeonia albiflora Pallas の学名をつけてその図説を発表したが、満州〔中国の東北地方一帯〕に産するものには、淡紅花のものが多い。しかしそれは、もとより同種である。種名の albiflora は、白花の意である。
日本に作っている芍薬は、中国から伝わったものであろう。今は広く国内に培養せられ、その花が美麗だから衆人に愛せられる。中国では人に別れる時、この花を贈る習慣がある。つまり離別を惜しむ記念にするのであろう。
芍薬は宿根性の草本で、その根を薬用に供する。春に根頭から勢いのよい赤い芽を出し、見てまことに気持がよい。充分成長すると、高さはおよそ九〇センチメートル内外に達し、その直立せる茎は通常まばらに分枝する。葉は茎に互生し、再三出式に分裂している。各枝端に一花ずつ開き、直径はおよそ一二センチメートル内外もあろう。花下に五片の緑萼があるが、蕾の時には円く閉じている。花弁は平開し、およそ十片内外もあるが、しかし花容、花色種々多様で、何十種もの園芸的変わり品がある。花心に黄色の多雄蕊と、三ないし五の子房がある。