Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
通り、人に情はかけたいものでございます。男達(おとこだて)などは智慧もあり又身代(しんだい)も少しは好(よ)くなければなりませんし無論弱くては出来ませぬが、文治の住居(すまい)は本所業平村の只今植木屋の居ります所であったと云うことでございます。文治の居ります裏に四五軒の長屋があります、此処(こゝ)へ越(こし)て来ましたのは前(ぜん)申上げました右京様の御家来藤原喜代之助で、若気(わかげ)の至りに品川のあけびしのおあさと云う女郎に溺(はま)り、御主人のお手許金(てもときん)を遣(つか)い込み、屋敷を放逐(ほうちく)致され、浪人して暫(しばら)く六間堀(ろっけんぼり)辺に居りました其の中(うち)は、蓄えもあったから何(ど)うやら其の日を送って居りましたが、行(ゆ)き詰って文治の裏長屋へ引越(ひきこ)し、毎日弁当をさげては浅草の田原町(たわらまち)へ内職に参ります。留守は七十六歳になる喜代之助の老母とおあさと云う別嬪(べっぴん)、年は廿六ですが一寸(ちょっと)見ると廿二三としか見えない、うすでの質(たち)で色が白く、笑うと靨(えくぼ)がいります。