Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
と云いながらポーンと膳を片手で突きましたから、膳は転覆(ひっくりかえ)る、茶椀蒸は溢(こぼ)れる。
文「これ/\森松や雑巾(ぞうきん)を持ってこい」
森「へえこれは大変々々、お母さん堪忍して食っておくんなせい、旦那がお前さんに喰(た)べさせていと云って拵えたのだ、食わなければ食わないで宜しいじゃアねえか、私(わっち)が食いやす、斯(こ)うやって旦那が詫るのだから好加減(いゝかげん)に勘忍しておくんねえ、親孝行だって相手が悪くっちゃア仕様がねえなア」
文「これ何を云う、其方(そっち)へ行(ゆ)け、なぜお母さまの前でそんな事を云うのだ」
森「それだってあんまりだア、旦那自暴(やけ)を起しちゃアいけねえ、お前さんの様な親孝行な人はねえ、旦那が自分でお飯(まんま)を炊いてお菜(かず)までこせえて食わせようと云うに…そんな人がある訳のものじゃアねえ、私(わっち)なんぞが道楽をする時分にゃア、お母(ふくろ)が飯を炊いてお菜をこせえて、さア森やお飯が出来たから起ろよ、と云われて膳に向い、お菜が気に入らねえと膳を足で蹴ったものだ、それを一軒の立派な旦那がお飯を炊いて食わせる