Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
そうです、口惜しいから悪態を云うと門弟が引出して、彼(あ)の通り打(ぶ)ったり溝(どぶ)の中へ突込(つきこ)んだりして、丸で豚を見たようです、太(ふて)い奴ですなア」
文「何(なん)ですか、あの紀伊國屋の友之助ですか」
「私(わたくし)は知りませんが隣り屋敷の家来が塀へ上(のぼ)って見たら彼(あ)の男だと云う話ですが、非道(ひど)い奴ですなア」
文「女房を取られ、彼(あ)の倒(さかさま)になっているのは友之助ですか、ふゝん」
と怒りに堪えず二歩(ふたあし)三歩(みあし)行(ゆ)きに掛りますと、
母「あゝ文治郎お前はまア見相(けんそう)を変えて何処(どこ)へ行(ゆ)くのだえ」
文「へー/\……鳥渡(ちょっと)手水(ちょうず)を致そうと存じまして」
母「フーム、少し余熱(ほとぼり)が冷(さめ)ると直(すぐ)に持った病が出ます、二の腕の刺青(ほりもの)を忘れるな」
文「はい」
と母と一緒だからどうにも出来ません、仕方がないから其の儘見捨てゝ母と共に宅へ帰りました。これから母の教えが守り切れず、大伴の道場へ切込む達引(たてひき)のお話、一寸(ちょっと)一と息つきまして申し上げます。