Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
蟠「現金な男だ、駕籠というのも何(なん)だからぶら/\歩こう」
と貸提灯(かしぢょうちん)を提げて雪駄穿きで、チャラリ/\と又兵衛橋(またべえばし)を渡って押上橋(おしあげばし)の処へ来ると、入樋(いりひ)の処へ一杯水が這入って居ります。向うの所は請地(うけじ)の田甫(たんぼ)でチラリ/\と農家の燈火(あかり)が見えます、真の闇夜(やみ)。
蟠「阿部」
忠「へえ」
蟠「便をしたいが、少し向うから人が来るようだから」
忠「宜しゅうございます、私(わたくし)も出たいからお附合(つきあい)をしたい」
蟠「左様(そう)か、そんなら私(わし)が提灯を持ってやろう」
と元より貸提灯でございますから、
蟠「ア、燈火(あか)りが消えるようだ」
忠「消えましたか、困りましたな、一本道だから宜しいが燈火がなくては困りますな」
蟠「うっかりしていた、困ったなア、何処(どこ)かへ往って借りよう、通り道に家(うち)があるだろう、構わず便(べん)をしなよ」
忠「左様(そう)でございますか、宜しゅうございます」
とうっかり向うを向いて便を達(た)そうとする処をシュウと抜討ちに胴腹(どうばら)を掛けて斬り、又咽元(のどもと)を斬りましたから首が半分落るばかりになった