Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

村「厭な事、私は死んでも厭だよ」

さ「馬鹿な事をお云いでない、お前が諾と云えば私までが楽になるのだから親孝行だよ、それにお前は春の出の姿(なり)に気を揉んで居て一から十まで新しい物にしたがり、彼(あ)の縮緬(ちりめん)のお前さんが知ってる紋付さ、あれを色揚げをして置けば結構だと言えば、紋が黒くなると言うから、そうしたら薄い昇平(しょうへい)を掛ければ知れやしないと云うのに、何(なん)でも新しい姿(なり)ばかりしたがる癖にさ、私などの若い時分と違って好(い)い姿(なり)計りしたがったり、芝居へも往(ゆ)き、したいこともしたければ、諾と云って其の人を取らないと肯(き)かないよ」

村「でも柳橋の芸者が旦那取りをしたと云っては第一姉さん達の恥になり、私も外聞が悪いから、能(よ)くは出来ないが私だけは芸一方で売る心持でいますから、どうかそんな色めえた事を云うお客はぴったり断って下さいまし」

月「お村はんが否(いや)だと云うならどうもしようがない」

さ「おい本当にいけない餓鬼だよ、サ諾と云いな、否か、どうあっても否か、下を向いて返辞をしない