Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

村「はい/\姉さん私も友之助さんに対して旦那を取っては済まず、又私が身を斬られるほど辛いけれども、姉さんの折角のお頼みと云い、お母さんの様子では女郎(じょうろ)にも売り兼ねやアしまいから、死んだ心になって旦那を取りましょうよ」

月「おや本当に、どうもまア好(よ)く諦らめておくれだ、本当に可愛そうだけれども、じゃア其の積りだよ」

と云いながら慌てゝ音のするように梯子(はしご)を降りて参り、おさきに向い、

月「私が段々話をした処が、済まなかった、随分宜(よ)い人だと思っていたが、まさかにお母さんの前で旦那が取りたい惚れているとも云いにくいから、しぶ/\していて、打(ぶ)たれるだけが損だったと云っているから、お前も機嫌を直して可愛相だから優しく云ってお遣(や)りよ」

さ「おや/\そうかえ、まア誠に有難いこと、姉さんの云う事は肯(き)き、私の云う事は肯かないのだもの、それも姉さんのお蔭さ、お前はいつも若いよ、お月さん幾つ」

月「十三七ツが聞いて呆れる」

さ「お湯に往(い)くなら私も一緒に往こう」

と嬉し紛れにおさきはお月と諸共(もろとも)に出て往(ゆ)く。