Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さつじんめいろ

殺人迷路

甲賀 三郎

Lesen Sie 殺人迷路 (さつじんめいろ) von 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.806 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

「え、殺人の証拠品!」

「ええ、私はアノ恐ろしい男のやり方はよく知っています。アノ男は自分の身体につけたり、家に置いとくと危険だと思うものは、方々の店でちょっとした買物をして、その時に、直ぐ貰いに来るからと言って、紙包にして、預けて置くのです。そうして、適当な時機に、自分でなければ、誰かを使いにやって、取り寄せるのです。あの時私の取りにやらされた包みもそれに違いありません」

「中味は何でしたか」

「私の想像ですけれども、銃砲店に預けてあった小さい包みは、京子さんを殺すのに使った毒薬の瓶だと思います」

「ふむ、医療機械店の方は」

「あれは靴ですわ。之は想像でなく、手触りででも分りました。間違いありません」

「靴? 靴ですって」

「ええ、星田さんの履いてらっしゃるのと、同じ型の靴です。恐ろしい男はその靴を履いて、京子さんの死体を鎌倉の二階家に運んだのです。ですから、星田さんと同じ靴跡がついていた――」

「ちょ、ちょっと待って下さい」村井は自分の頭が変になったのじゃないかと云う風に、しきりに首を振りながら、「星田さんと同じ靴と云うのはどう云う事ですか」

「恐ろしい男が星田さんに罪を着せようと思って、星田さんの履いてらっしゃる靴と同じ靴を履いたんです。