Japanische Klassiker mit Furigana
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みんげいよんじゅうねん
民藝四十年
柳 宗悦
Lesen Sie 民藝四十年 (みんげいよんじゅうねん) von 柳 宗悦 (やなぎむねよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.248 Zeichen · 368 Bildschirme
利休が太閤から死を命ぜられたのも、その横著と傲慢とが祟ったのであろう。世間でもそれが感づかれていたのか、彼が自刃した時、彼に同情する者はいたく少く、自業自得だと評する者が多かったのである。近時発見された当時の人の日記を見たが、利休の死因を二つ挙げている。一つは大徳寺の山門に自分の肖像を掲げて、太閤の激怒をかったこと、他の一つは「まいす」のためだと書いてある。この日記は利休が自刃したその日に書かれているので、当時の人の考えをじかに知る上に貴重な文献である。「まいす」とは「売僧」の意で、商売する僧侶を罵っていう言葉である。つまり、利休を「まいす」と呼んだのは、彼が自己の位置を利してしばしば賄賂をとったり、道具の売買の上前をはねたりしたことを指すのである。利休には平気でそういうことをやりかねない性質があった。こういうことが世間に反感を抱かせた原因であろう。利休の死については色々その理由を述べる人があるが、私は当時の人のこの日記にある二理由が一番自然なものと思われてならぬ。殺され憎まれる種が利休に沢山あったといってよい。結局、権門に媚びることを怠らなかった幇間的な彼の暮し方を私は好かない。