Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うきぐも
浮雲
二葉亭 四迷
Lesen Sie 浮雲 (うきぐも) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.980 Zeichen · 222 Bildschirme
「また猥褻」
トお勢は顔を皺める。
「オホオホオホほんとにサ、仲々小悪戯をしたもんだけれども、この娘はズー体ばかり大くッても一向しきなお懐だもんだから、それで何時まで経ッても世話ばッかり焼けてなりゃアしないんだヨ」
「だから母親さんは厭ヨ、些とばかりお酒に酔うと直に親子の差合いもなくそんな事をお言いだものヲ」
「ヘーヘー恐れ煎豆はじけ豆ッ、あべこべに御意見か。ヘン、親の謗はしりよりか些と自分の頭の蠅でも逐うがいいや、面白くもない」
「エヘヘヘヘ」
「イエネこの通り親を馬鹿にしていて、何を言ッてもとても私共の言事を用いるようなそんな素直なお嬢さまじゃアないんだから、此度文さんヨーク腹に落ちるように言ッて聞かせておくんなさい、これでもお前さんの言事なら、些たア聞くかも知れないから」
トお政は又もお勢を尻目に懸ける。折しも紙襖一ツ隔ててお鍋の声として、
「あんな帯留め……どめ……を……」
此方の三人は吃驚して顔を見合わせ「オヤ鍋の寐言だヨ」と果ては大笑いになる。お政は仰向いて柱時計を眺め、
「オヤもう十一時になるヨ、鍋の寐言を言うのも無理はない、サアサア寝ましょう寝ましょう、あんまり夜深しをするとまた翌日の朝がつらい。