Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

うみにいくるひとびと

海に生くる人々

葉山 嘉樹

Lesen Sie 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) von 葉山 嘉樹 (はやまよしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.305 Zeichen · 321 Bildschirme

Aozora Bunko

彼の熟練には、職長も文句が出なかったんだ。彼はA工場の技師長と同期で大学を出た、といううわさがあったんだから。ところが白水は学校には、実際は行っていないらしいんだ。しかし、また驚くほど独学をやったらしいんだ。彼は僕と違って、読むべきものを知っていたんだ。探す目的を持っていたんだ。それに、白水は、前科が四犯あったんだ。その各の入獄時代に外国語も研究したらしいんだ。年は見たところ三十にも見えるんだが、実際は二十六だった。彼は、資本家からも、労働者からも、別々な立場と意味とからで注目されていたんだ。それはきたない、暗い六畳の間だった。それを白水は借りたんだ。そして彼はそこで自炊を始めたんだ。しばらく彼がそうしているうちにその六畳の間は、いつでも夜になると、労働者が五、六人集まっていないことはなくなった」

一二

藤原は熱心に語った。彼は、白水を目の前に置いて、話してでもいるように、感激し、幸福そうに自分の話に酔っているのであった。彼は、ここまで話して来て、その好きな煙草に火をつけて、肺臓全体に煙の行きわたるように、深く鋭く、煙をすった。

波田は、熱心に聞いていた。