Japanische Klassiker mit Furigana
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せんこうてい「ハビヒツブルグ」
潜航艇「鷹の城」
小栗 虫太郎
Lesen Sie 潜航艇「鷹の城」 (せんこうてい「ハビヒツブルグ」) von 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 132.395 Zeichen · 263 Bildschirme
すると叔父は、卓子をガンと叩いて、「お前は、あの扉の合鍵でも欲しいのか」と呶鳴りましたが、まもなく顔色を柔らげて、「ではパット、あの馬鹿者については、これだけのことを云っておこう。さる侯爵だ――とね」と言葉少なに云うのでした。
しかし、お訊ねにかかわる羅針盤の文身は、隈なく捜したのでしたが、ついに発見することなく終ってしまいました。
そこで私は、明白な結論を述べることができます――あの囚人は、たとえいかなる浮説に包まれていようと、絶対に、友、フォン・エッセン男爵ではない――と。
その書信は、ウルリーケの知人である、英人医師のバーシー・クライドから送られたものだが、かえって内容よりも、それがいかなる径路を経て、法水の手に入ったものか、検事は不審を覚えずにはいられなかった。
法水は、続いてウルリーケに向い、それを掘り出した、不思議な神経を明らかにした。
「実を云いますと、これを手に入れたのは、夢判断のおかげなのです。いつぞや『ニーベルンゲン譚詩』の中に、貴女は御自分の夢をお書きになりました。ところが、その夢の世界には、すでに無意識となった、一つの忌怖感が描かれているのです。