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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎゅうにくとばれいしょ

牛肉と馬鈴薯・酒中日記

国木田 独歩

Lesen Sie 牛肉と馬鈴薯・酒中日記 (ぎゅうにくとばれいしょ) von 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.018 Zeichen · 109 Bildschirme

Aozora Bunko

可いよ、明日母上が来たら私がきっぱりお謝絶するから。そうそうは私達だって困らアね。それも今日母上や妹の露命をつなぐ為めとか何とか別に立派な費い途でも有るのなら、借金してだって、衣類を質草に為たって五円や三円位なら私の力にても出来して上げるけれど、兵隊に貢ぐのやら訳もわからない金だもの。可いよ、明日こそ私しが思いきり言うから、それで聴かないならどうにでも勝手になさいと言ってやるから」

「言うのはお止しなさいよ」

「何故や、言うよ、明日こそ言うよ」

「だってね母上のことだから又大きな声をして必定お怒鳴になるから、近処へ聞えても外聞が悪いし、それにね、貴所が思い切たことを被仰ると直ぐ私が恨まれますから。それでなくても私が気に喰わんから一所に居たくても為方なしに別居して嫌な下宿屋までしているんだって言いふらしておいでになるんですから」とお政は最早泣き声になっている。

「然し実際明日母上が見えたって渡す金が無いじゃアないか」

「私が明日のお昼までにどうにか致します」

「どうにかって、お前に出来る位なら私にだって何とか為りそうなものだが、実際始末にいけないのじゃないか」