Japanische Klassiker mit Furigana
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どくほんどじょうりくさくせん
独本土上陸作戦
海野 十三
Lesen Sie 独本土上陸作戦 (どくほんどじょうりくさくせん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.443 Zeichen · 19 Bildschirme
ダイヤモンド十字章はいかがですな。また、何もイギリスの勲章に限ったことはない。和蘭の勲章はいかが、それともポーランドの勲章は。エチオピヤの勲章でもいいですぞ。それともフランスの勲章にしますか」
「勲章など貰っても、持って帰るのに面倒だから、いやじゃ。それよりも、当国逗留中は、イギリス製のウィスキーを思う存分呑ませてくれればそれでよろしい。今のうちに呑んでおかないと、きっとドイツ兵に呑まれてしまうからね」
「縁起でもありませんよ」
「しかしのう、ゴンゴラ将軍。さっき余が、貰うものは貰って置きたいといったのは、そんなものではないのじゃ」
「え、勲章の話ではなかったのですか」
「東洋人というものは、お主のように、左様に貪慾ではない。余の欲しいのは、白紙命令書だ。それを百枚ばかり貰いたい」
博士は妙なことをいいだした。白紙命令書というのは、まだ命令の文句が書いてない命令書のことであった。
「白紙命令書百枚もよろしいが、何にお使いですかな」
と、ゴンゴラ将軍は腑に落ちない顔。
「知れたことじゃ。お主から頼まれた一件を果すためには、万事極秘でやらにゃならん。だから余だけが計画内容を知っているということにするには、白紙命令書を貰ったのが便宜なのじゃ。