Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 174.521 Zeichen · 344 Bildschirme
平らかで明るいから。賢い人です。感情的な女だと不幸になってしまいましょう、その原因がただ疲れだというのに、ね。それほど疲れる、というところに世相と性格とのからみ合いがあります。
卯女は、頭クリクリ坊主で男の子のようになって、でもやせすぎです、微熱出している由。母さん父さんかけ合いで馬糞物語をきかせてくれました、畑のこやしに馬糞をみんなが拾います、芝居のひとはちがうわね、身ぶり声音、興がのると舞台風よ、余り賑やかで舞台裏にいるようでした、その中で父さんは破れシャツ、破れズボン、ザン切り頭で、すこしやせて、南方土民風にしゃがんで、鴎外を論じ『日本戦記』を見せてくれました。馬糞物語では余り現代コントだから「あなた方ったら、二人がかりで、只喋っちまって。栄さんなら立ちどころにこれで六七十円は稼ぎますよ」と云ったらば、台所でわたしにコーヒーというものをこしらえていた父さんが大よろこびで、「いや、全くそうだ! いかんね」と真黒い足をバタンコと鳴らしました。情景些か髣髴でしょう? 四時一寸すぎに引き上げました。
そして帰って、夕飯は目白の先生とみんなでしました。