Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 374.755 Zeichen · 745 Bildschirme

Aozora Bunko

主題と手法ということは文学が初まって以来のことですが、複雑な長篇小説のなかで、主題とそれに最も適した手法というものがおのずから在るのに、それが一人の作家には文学上の問題としてくっきりと見えているのに、他の作家たちにとっては、各自のテムペラメントとでも云うもの、文学上の理解力の弱さというようなものが色さまざまのかげとなって、遂に最も主題の活きる形での表現をし得ないというところ。実に作家として考えさせるものがあると思われます(附、「ミケルアンジェロ」)。それからもう一つ面白いと思うのは、文学上の論としての方法論というか一種の美学が、主題の求めているダイナミックとはなれて扱われる場合、やはり人生的作品としての発展が失われる実例が多くあることです。このことについてもいろいろと考えます。そして、又面白いもので、作家のもっているリアリストとしての特質というものは、大作でない小さい箇々の作品の中でも、やはり一貫した健全性としてあらわれていること。どうもなかなかつきぬ味があります。作家のジェネレーションとして持っているものの差ということも大したものであると思います。