Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.952 Zeichen · 130 Bildschirme
(一)、梅原龍三郎筆「朝の仙酔島」(二)の絵はがき)〕
(一)十九日、今日は写真有難う御座いました。輝チャンの洋服姿は中々傑作です。如何にもハーティな笑顔で、若しこういう笑顔を青年になっても持っていたら大したものです。目に特徴があって、これはお母さんのお目と似ていて、叔父さん達の目とも似ています。大変愉快で有難う。隆治さんも大人らしい面持になりましたね。あごなども大きくなって。まだどの顔もおぼろおぼろでそれが心残りです。然もおぼろおぼろという時はおろろおろろに近くなるに於てをや。今日四時過ぎに開成山から親子四人が帰ります。一昨日やっと看護婦さんがきて、二人の篤志看護婦はいささか息をつきます。然し忽ち秘書に代らなければならないから楽隊屋でない方は中々放免されません。
(二)メリメ全集は古いのを集めたそうで一巻が欠本です。六巻まであるそうで、お言葉通り三、四、五とお送りしてみます。六巻はまた続けて送ります。『娘インディラへの手紙』[自注2]は大変面白く読んだものの一つでした。あの本の書かれた状況についてもさまざまの感想を持ちました。「スクタレーフスキイ」