Japanische Klassiker mit Furigana
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めずらしいさかもり
珍しい酒もり
小川 未明
Lesen Sie 珍しい酒もり (めずらしいさかもり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.498 Zeichen · 12 Bildschirme
また、彼らの中には、まれには、学者のおちぶれも、まじっていますので、およびもつかない天界のことや、または吉凶の予言みたいなことまでも申しあげます。……それ以来というもの、国王は、世の中の、いろいろなことに、ご興味をもたせられて、あるときは、ご旅行をあそばされ、またあるときは、ご研究に月日をお費やしあそばされるというふうでありました……。」と、申しあげました。
北の国の王さまは、しばらく、頭を傾けて、お考えなされました。
「なるほど、みょうなところへお気をつかれたものだ。それで、彼らは、どんな話を言上いたしたか、それをば聞かなかったか……。」と、王さまはいわれたのです。
家来は、いま、そのことを申しあげようと思っていましたから、すぐに、
「私が、こちらへ帰ります時分には、王は、南の島へ船を出されて、その島の山谷に咲いているらんの花をとりにまいられました。その美しいことは、いかなる花も比較にならず、また、その香りの高いことは、谷を渡って吹いてくる風に、花の咲いていることが知れるほどです……。また、笛を、吹くと踊りだす、白いへびのすんでいるところや、人間の言葉をまねする鳥の巣のありかなどを、彼らは申しあげたので、王は、それらを猟をされにお出かけになったのであります……。