Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくざわゆきち
福沢諭吉
高山 毅
Lesen Sie 福沢諭吉 (ふくざわゆきち) von 高山 毅 (たかやまつよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.555 Zeichen · 109 Bildschirme
ところが、べつにかわったことはおこりませんでした。
(うん、なんともない。これはおもしろいぞ。よし、こんどは、便所にもっていって、ためしてみよう。)
おもいきって、便所の中へおとしてみました。なにごとかおこったら、すぐとびだせるように用意して、こわさのために手足のふるえるのをがまんして、じっとようすをみていました。しかし、やはりなにごともおこりません。
(そうれ、みろ。兄さんがよけいなことをいってしかったが、あんなことをいうのはおかしいんだ。)
と、諭吉はあんしんもし、また、かたくしんじることができたので、とくいにもなりました。
しかし、こればかりは、兄さんにはもちろん、お母さんにもねえさんにもはなせません。はなせば、きっとしかられるにちがいありませんから、一人でそっと、自分の心の中にしまっておきました。
諭吉は、兄さんのいうことになっとくがいかず、それをそのままにしておかずに、じっさいにためしてみて、自信をえたわけでした。すると、もっと、いろいろなことをためしてみたくなりました。
諭吉のおじさんの家の庭のかたすみに、おいなりさんをまつった小さなほこらがありました。