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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいにこんにゃくぼん

第二菎蒻本

泉 鏡花

Lesen Sie 第二菎蒻本 (だいにこんにゃくぼん) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.739 Zeichen · 32 Bildschirme

Aozora Bunko

さてその夜は、取って返して、両手に雑巾を持って、待合の女房が顕れたのに、染次は悄れながら、羅の袖を開いて見せて、

「汚点になりましょうねえ。」

「まあ、ねえ、どうも。」

と伸上ったり、縮んだり。

「何しろ、脱がなくッちゃお前さん、直き乾くだけは乾きますからね……あちらへ来て。さあ――旦那、奥様のお膚を見ますよ、済みませんけれど、貴下が邪慳だから仕方が無い。……」

俊吉は黙って横を向いた。

「浴衣と、さあ、お前さん、」

と引立てるようにされて、染次は悄々と次に出た。……組合の気脉が通って、待合の女房も、抱主が一張羅を着飾らせた、損を知って、そんなに手荒にするのであろう、ああ。

十

「大丈夫よ……大丈夫よ。」

「飛んだ、飛んだ事を……お前、主人にどうするえ。」

「まさか、取って食おうともしませんから、そんな事より。」

と莞爾した、顔は蒼白かったが、しかしそれは蚊帳の萌黄が映ったのであった。

帰る時は、効々しくざっと干したのを端折って着ていて、男に傘を持たせておいて、止せと云うに、小雨の中をちょこちょこ走りに自分で俥を雇って乗せた。

蛇目傘を泥に引傾げ、楫棒を圧えぬばかり、泥除に縋って小造な女が仰向けに母衣を覗く顔の色白々と、