Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

みみこうすい

耳香水

大倉 燁子

Lesen Sie 耳香水 (みみこうすい) von 大倉 燁子 (おおくらてるこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.465 Zeichen · 29 Bildschirme

Aozora Bunko

手紙は海を超えて、遥かかなたの大陸へ渡って行くという趣向なのです。

顔に白粉を塗ったメッセンヂャアボーイは、オペレッタの人のように、女客の手紙で一杯になっている鞄を肩からぶら下げて、気軽に動いています。

今だに私の目に残っていますのは、もう小皺の沢山あるお婆さんが、真白に顔を塗りつぶして、華美な服装で若やいでいたのでした。図々しい『男の猟師』だというので、皆の嘲笑の的になっていましたが、当人は一向平気で、むしろ大得意らしく振舞っていたのはほんとに浅間しいと思いました。でも有名な金持なので、若い候補者が次ぎから次ぎと絶えないんです。そのために彼女の通信は一番数も多く、かさばってもいました。

K夫人はパリーの席に居りまして、京都と通信をしては居りましたが、何となく気が進まないような素振をしていました。京都は三十五六歳位、横顔の美しい西洋人でした。少しポマードをつけ過ぎてはいるようでしたが、これがキールン・ホテルへ出入する男ではないかと思って、私は注意深く眺めて居りました。

その時ベルリンに腰かけていた四十過ぎの女も、頻りに京都に通信を宛てているのを見ました。