Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
事も出来ずよ、旨く行けば此の上なしだ、出来損ねたところが元々じゃアないか」
有「成程……行って見ましょうが、彼の野郎を殺るのには何か刄物が無ければいけませんな」
大「待てよ、人の目に立たん証拠にならん手前の持ちそうな短刀がある、さ、これをやろう、見掛は悪くっても中々切れる、関の兼吉だ、やりそくなってはいかんぞ」
有「へえ宜しゅうごぜえます」
大「闇の晩が宜いの」
有「闇の晩、へえ/\」
大「小遣をやるから手前今晩の中屋敷を出てしまえ」
有「へえ」
と金と短刀を受取って、お馬場口から出て行きました。
三十
さて二の午も済みまして、二月の末になりまして、大きに暖気に相成りました。御舎弟紋之丞様は大した御病気ではないが、如何にも癇が昂ぶって居ります。夜詰の御家来も多勢附いて居ります、其の中には悪い家来が、間が宜くば毒殺をしようか、或は縁の下から忍び込んで、殺してしまう目論見があると知って、忠義な御家来の注意で、お畳の中へ銅板を入れて置く事があります。是は将軍様のお居間には能くあることで、これは間違いの無いようにというのと、今一つは湿けて宜しくないから、二重に遊ばした