Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
人があります。男か女か分りませんが、頻りと手を出してお出/\をしてお竹を招く様子、腰を屈めて辞儀をいたし、また立上って手招ぎをいたします。
竹「はてな、私を手招ぎをして呼ぶ人はない訳だが……男の様子だな、事によったら敵の手係りが知れて、人に知れんように弟が忍んで私に会いに来たことか、それとも屋敷から内々音信でもあった事か」
と思わず褄を取りまして、其処に有合せた庭草履を穿いて彼の生垣の処へ出て見ると、十間ばかり先の草原に立って居りまして、頻りと招く様子ゆえお竹は、はてな……と怪しみながら又跡を慕ってまいりますと、又男が後へ退って手招きをするので、思わず知らずお竹は畠続きに洪願寺の墓場まで参りますと、新墓には光岸浄達信士という卒塔婆が立って樒が上って、茶碗に手向の水がありますから、あゝ私ゃア何うして此処まで来たことか、私の事を案じて忠平が迷って私を救い出すことか、ひょっとしたら私が気を落している所へ附込んで、狐狸が化すのではないか、もし化されて此様な処へ来やアしないかと、茫然として墓場へ立止って居りました。
三十五