Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あしぶえ(ひとまく)
葦笛(一幕)
宮本 百合子
Lesen Sie 葦笛(一幕) (あしぶえ(ひとまく)) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.908 Zeichen · 20 Bildschirme
精女 まことに――我がままで相すみませんでございますけれ共お主様に捧げました体でございますから自分の用でひまをつぶす事は気がとがめますでございますから今日は御許しあそばして――
第一の精霊 お主様に捧げた? おしい事じゃ、ほんにおしい事じゃ、お主の侍るお主――ダイアナ神は御事のために命をすてて御下さらんじゃろがここに居る三人の精霊――世の中にあるだけの精霊は皆お主のためなら命までもと云うておるじゃ。まして私共の様に白髪のない栗色の髪の房々した若い精霊の目が御主に会うた時のあの露のしたたりそうな輝きと会わなんだ時のあの曇り様をお主は知ってじゃろうが……
第二の精霊 そうじゃほんにおしい事じゃ、若々しい美くしいお主は自由な体で気がるに花をつみうたをうたい舞うて居るのが良いのじゃ、「時」は遠慮なく立って幾十年か立つと私共の様な――こんなみにくくはあるまいがとにかく年を取らにゃならぬじゃ、若い中――ほんに短かい若い中を自由に美くしくすごさにゃああまりおしいワ、お主の様にましてうつくしい人ハナ、……
この間精女はうつむいて足の先で小さな花をつっついて居る。
第三の精霊は木のかげに居るまんまで手でかおを押えて居る。