Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

いもがゆ

薯粥

山本 周五郎

Lesen Sie 薯粥 (いもがゆ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.018 Zeichen · 24 Bildschirme

Aozora Bunko

「よくわかっております、わたくしの賃仕事などが、なんの苦労でございましょう、今さらそのようにお考え下すっては、わたくしお怨みに存じます」「つい口が辷ったまでだ」隼人はそう云って笑った、「このような気持を俗に夫婦の情とでも申すのであろう」

「珍しいことを仰しゃいます」七重も頬を染めながら、恥かしそうに笑った。

からだを拭い着物を着て家へ戻ると、待ち兼ねていた三人は、にわかに坐り直した。しかも隼人は妻に茶を点てさせ、いかにも心しずかに一服してから、はじめて客の前へ来て坐った。これだけの順序で、三人の者はまったく圧倒されいきごんでいた出端を挫かれたかたちだった。「もはやお聞き及びかと存ずるが」と一人が用件をきりだした、「今日、矢作橋の工事場で足軽と侍とのあいだに喧嘩があった、近来そこもとが武道の教授をされるそうで、足軽どもの気風が僭上傲慢になっておる、いかなる御教授によるのか、お心得のほどを拝見申したいに就いて、われら師範梶井図書介より御前試合の願いを呈出仕った、不日おゆるしのお沙汰があろうと存ずるゆえ、そのおり逃げ隠れなさらぬよう、しかとただいま申入れる」