Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

いもがゆ

薯粥

山本 周五郎

Lesen Sie 薯粥 (いもがゆ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.018 Zeichen · 24 Bildschirme

Aozora Bunko

五

「さような考え方もございますか知らん」にっと隼人は微笑をもらした、「合戦にのぞんでこの橋ひとつが要害とは、さても岡崎は攻め易うございますな」「…………」「城砦壕塁はいくさの凌ぎで、攻防のかなめは人にあると存じますが、……しかし、その御疑念があるからは申上げましょう、わたくしが人足を致しますのは、おのれの生活をたて、門人衆に一椀の薯粥をふるまいたいからでございます、これよりほかに些かの理由もございません、お疑いになればどのようにも御詮議下さるよう」

五

言葉つきにもまなざしにも、曇りはなかった。それよりも、毎朝三十余人の者に粥をふるまっている事実は、惣兵衛がみずから見ていることだ。――あれだけの人数に、毎朝のふるまいには容易くはあるまい。そう思いやったこともある。また足軽たちに教える「軍兵としての鍛錬」の仕方など、どれをとってもかれの言葉が嘘だとは思えない。ただ残る不審は、なぜ自分が人足までして粥ぶるまいをするかという点だけだった。それを問い詰めると隼人は笑って、「足軽衆には、早朝からの勤めがございます、稽古から戻って食事をするのでは、勤めに遅刻する場合があるかも知れません、稽古も大切ではありますが、日々の勤役に些かでも怠りがあっては、本末を誤ります、それにもうひとつは、……日々の勤めで労れたうえ熱心に武道