Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おやどりことり
親鳥子鳥
佐々木 邦
Lesen Sie 親鳥子鳥 (おやどりことり) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.828 Zeichen · 181 Bildschirme
実世間
失礼ながらお父さんは些っと激しいですな?」
「けれども油断をして試験にはねられちゃ取り返しがつきませんからね」
「何あに、一年後れたって一生という大局から見れば何でもないです」
「いや、何でもあるです。俺は年が年ですからな。子供には気の毒だと思いながら、つい急きますわ」
「実はお父さんが文一君を責め殺しはしまいかと思って、それとなく偵察に上ったんです。那美子も頻りに案じていますよ」
「その点は心配ありませんよ。毎日十ずつ玉子を喰べさせます」
と文一君のお父さんは告白した。これによってこれを見れば文一君は僕を出し抜いて土曜講習へ通うのみならず、一日に十も玉子を食って黙っているのだ。競争試験となると刎頸の友も当てにならない。
実世間
「源太郎や、髪が伸びていて見っともないね。散髪に行っていらっしゃい」
とお母さんに注意されてからもう数日になる。月に一度若しくは三月に二度の散髪がいつも斯うだ。刈って来ればサッパリすることは承知していても、廻り合せが悪いと一時間も待たされるからつい億劫になる。
「源太郎は変な顔をしているね。何処か悪いんじゃないか?」
と今朝御飯の時お父さんが訊いた。