Japanische Klassiker mit Furigana
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あかいえりまき
赤いえり巻き
小川 未明
Lesen Sie 赤いえり巻き (あかいえりまき) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.686 Zeichen · 8 Bildschirme
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お花が、上野駅へ着いたときに、彼女が心配したほどのこともなく、すぐに、出迎えにきていた奥さまや、坊ちゃんたちの目にとまったのです。そのはずで、赤いえり巻きが、たくさん汽車から降りた人たちの間でも、目立ったからでした。ちょうど、朝日の光は、繁華な街の建物のいただきを越して、プラットホームに流れていましたが、そこへ、日に焼けた赤い顔の少女が、真っ赤なえり巻きをして歩いてきたので、赤い金魚か赤い着物をきたさるのように、それが見えたのも不思議がありません。
口の悪い、坊ちゃんたちは、お花に、金魚というあだ名をつけました。けれど、お花は、そんなことを気にかけるような性質でなく、いつも、田舎にいた時分のように、いきいきしていました。そして、みんなから、かわいがられました。
「お花、おまえは早のみこみで、こちらのいうことを、半分しか聞かないから、そんなまちがいをするのだよ。」と、奥さまからいわれることもありました。
ほんとうに、彼女は、そそっかしやで、よく、茶わんを壊したり、たなからものを落としたりしました。
「また、お花が、なにか落とした。