Japanische Klassiker mit Furigana
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しぜんかいのきょぎ
進化と人生(下)
丘 浅次郎
Lesen Sie 進化と人生(下) (しぜんかいのきょぎ) von 丘 浅次郎 (おかあさじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 55.568 Zeichen · 109 Bildschirme
六 霊魂
これはむろん、側に見ていた証人があるわけではないが、かく考えねばならぬ証拠は生物学の各方面に無数にあり、それがみな実物であって、子供にも根気よく話したら確かに得心のゆくべき性質のものゆえ、今日のところではまず誤りを含むことのもっとも少ないものと認めねばならぬ。
六 霊魂
人間の身体は死んで腐っても魂だけは長く後まで残ると信じている人がすこぶる多いようであるが、われらから見れば、これは全く言葉にとらえられた誤りである。生きた人間と死んだ人間とをくらべてみると、生きた人間は身体が温かく、よく運動し、呼吸もすれば、脈搏もあり、また事物を識別する。死骸のほうはこれに反して、冷たくて動かず、呼吸も脈搏もやみ、識別の力もないらしい。生きた人には命があるといい、死んだ人は命を失うたという。生きるとか、死ぬとか、命があるとか、ないとかいう言葉を単に両者の間の相違を言い現わすものとして用いている間は誤りにおちいらぬが、命という言葉の定義を造り、その範囲を定め、周囲に繩を張って隣との境界を明らかにすると、そこにまちがいが始まる。しこうしてこれには算術が大いに手伝っている。