Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
Lesen Sie 鈴木三重吉童話集 (ぶくぶくながながひのめこぞう) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 58.287 Zeichen · 119 Bildschirme
王子はぶくぶくの姿を見ると、
「おお、かえったか。あの兵たいたちはどうした。」と聞きました。ぶくぶくはにたにた笑いながら大きなお腹をぽんとたたいて、
「このとおりでございます。みんなこの中へ入れてしまいました。」と言いました。王子は、はっはと笑って、
「もういいから出しておやりよ。」と言いました。
「そうですね。兵たいや馬はこなれがわるいでしょうね。あとで腹が下るとやっかいですから出してしまいましょう。」
ぶくぶくはこう言って、わざわざ町のまん中の大きな広場まで歩いていきました。町中のものは大山のような大きな大きな大男が来たのでびっくりして、わいわい言いながら、みんなでぞろぞろ後へついていきました。ぶくぶくは広場へ来ると、
「さあ、みんなどけどけ、あぶないぞ/\。」と言いながら、大通りにたかっている人を追いはらいました。そして両手で横腹をおさえて、
「ゴホン/\/\。」と、せきをしました。するとそのたんびに腹の中から騎兵が十人ずつかたまって、すぽんすぽんととび出しました。町のものは、
「うわァうわァ。」とおもしろがって、みんなで手をたたいてはやし立てました。ころがり出た騎兵たちは、死んだようにまっ青な顔をして、あとをも見ずににげていきました。