Japanische Klassiker mit Furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme
「へいどんなことでございますか」
ホモイがいきなり、
「鈴蘭の実を集めておくれ」と言いました。
むぐらは土の中で冷汗をたらして頭をかきながら、
「さあまことに恐れ入りますが私は明るい所の仕事はいっこう無調法でございます」と言いました。
ホモイはおこってしまって、
「そうかい。そんならいいよ。頼まないから。あとで見ておいで。ひどいよ」と叫びました。
むぐらは、
「どうかご免をねがいます。私は長くお日様を見ますと死んでしまいますので」としきりにおわびをします。
ホモイは足をばたばたして、
「いいよ。もういいよ。だまっておいで」と言いました。
その時向こうのにわとこの陰からりすが五疋ちょろちょろ出て参りました。そしてホモイの前にぴょこぴょこ頭を下げて申しました。
「ホモイさま、どうか私どもに鈴蘭の実をお採らせくださいませ」
ホモイが、
「いいとも。さあやってくれ。お前たちはみんな僕の少将だよ」
りすがきゃっきゃっ悦んで仕事にかかりました。
この時向こうから仔馬が六疋走って来てホモイの前にとまりました。その中のいちばん大きなのが、
「ホモイ様。私どもにも何かおいいつけをねがいます」