Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lesen Sie 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 76.529 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

八 鳥を捕る人

そのすぐ下に肋骨が埋もれてるはずじゃないか」

大学士はあわてて走って行きました。

「もう時間だよ。行こう」カムパネルラが地図と腕時計とをくらべながら言いました。

「ああ、ではわたくしどもは失礼いたします」ジョバンニは、ていねいに大学士におじぎしました。

「そうですか。いや、さよなら」大学士は、また忙しそうに、あちこち歩きまわって監督をはじめました。

二人は、その白い岩の上を、一生けん命汽車におくれないように走りました。そしてほんとうに、風のように走れたのです。息も切れず膝もあつくなりませんでした。

こんなにしてかけるなら、もう世界じゅうだってかけれると、ジョバンニは思いました。

そして二人は、前のあの河原を通り、改札口の電燈がだんだん大きくなって、まもなく二人は、もとの車室の席にすわっていま行って来た方を、窓から見ていました。

八 鳥を捕る人

「ここへかけてもようございますか」

がさがさした、けれども親切そうな、大人の声が、二人のうしろで聞こえました。

それは、茶いろの少しぼろぼろの外套を着て、白い巾でつつんだ荷物を、二つに分けて肩に掛けた、赤髯のせなかのかがんだ人でした。