Japanische Klassiker mit Furigana
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
Lesen Sie 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) von 木村 荘十 (きむらそうじゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.859 Zeichen · 76 Bildschirme
しかし、箇旧唯一の白人であり、紳士であるデューラン氏は、少年奴隷の消失などに、神経を痛めるような男ではなかった。
氏は、雲南錫鉱公司を群小鉱山から卓絶したものとする為には、錫のコストを出来るだけ下げる必要を痛感すると、数字の命ずる所を忠実に守って、先ず一番大きい採掘費を極度に切りつめた。
つまり出来る限りの尠い労力と費用とで、小さな、狭い、しかも豊富な鉱脈に達する深い坑道を作ったのである。
狭い坑道には小さい坑夫が最も適当だった。
小さい坑夫は、駆使し易く、且つ賃銀が低廉だった。
児童の賃銀は一日一片であった。
そしてこの消耗品たる少年奴隷の供給は、洪将軍が無限に保証し、逃亡者は弾丸をもってくいとめた。
錫のコストは無論下るだけ下った。これでH・デューラン氏を技師長とする雲南錫鉱公司は、群小鉱山が競ってこれに倣うほどの成績をあげたのである。
そこで将軍は見込通り年々巨富を積み、H・デューラン氏も亦、祖国イギリスに安価な錫を供給することに成功して、得々とこの辺疆の地で、英国第一流の紳士としても恥ずかしからぬ貴族的な生活を楽しむことが出来たのである。