Japanische Klassiker mit Furigana
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
Lesen Sie 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) von 木村 荘十 (きむらそうじゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.859 Zeichen · 76 Bildschirme
死の晴着
洪開元将軍の鉱区というのは、この地方でも有数のものだった。
しかし、その内部は極度に秘密にされていた。
一九三五年に、国際聯盟が、公衆保健の権威であるスタンパー博士を箇旧に派遣して、錫鉱山の事情を調査させたことがある。その時にも、聯盟の代表であり、加盟国支那の公認を得ていた博士さえ、三週間の滞在中、郊外の鉱区域に、僅か二度、短時間の視察を許されたきりなのである。
しかし、博士は、この地方に多年住んでいて事情をよく知っている宣教師達の助力により夥しい情報を手に入れて帰国し、国際聯盟からその報告書を発表している。
この権威ある報告書や、その数字などを参考として、簡単に説明すると、洪将軍の鉱区は、彼が司令官時代に、その官職を利用して、群小の小鉱山主に対して恐怖政治に近い政策をとり、多数の小鉱区を支配した上、とうとう現在の鉱区を獲得したものなのだ。
将軍の鉱山経営法は、残忍な中でも残忍なものだと噂されていた。
この雲南錫鉱有限公司の鉱山では、春生が戦慄して語ったように、統計によっても、確かに一年間六十パーセントの児童坑夫が居なくなるのだった。
そのくせ、この鉱山には、この会社を今日あらしめた技師長に、英国の紳士H・デューラン氏が居たのである。