Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

女「どう致しまして」

由「いや何うも此の鯉こくなどは……中々どうも恐れ入りましたね」

幸「鯉こくなどは此処へは良いのが来る、信州から来るのは不良のがあるという……これは結構……ウム鯉の鱗などを引いたのア不思議で、鱗が些とも無いねえ」

女「へえ、これは鱗は引いてありますから」

由「鯉の鱗なしは軟かい、羊羹をしゃぶったようで、鯉の鱗なしは不思議で、こりゃア頂戴……鉄火煮は好うがす……ウム、ゴソ/\するのは何んです」

女「あの鯉の鱗を煮ましたので」

由「へえ、鯉の鱗を引いて鱗ばかり煮たの……ヘエこりゃアどうもないね、ヘエこりゃア不思議で、鱗ばかりの鉄火煮、舐って居ると旨いが、醤油ッ気が抜けると後はバサ/\して青貝を食って居るような心持で不思議な物で……姉さん一寸此処に居て遊んで」

女「はい有難うございますが、余り長く居りますと厳ましゅうございますから、又御用がございましたら」

由「まア/\/\一寸おいでなさい、今旦那がね貴方のお身の上を酷く心配して、お品と云いお行儀と云い、裾捌きと云い何うも抜目の無いお美しい嬢さんだが、どう云う訳で山の中へ来て居ると云うのでね、旦那が大変心配ですが、貴方は東京ですね」