Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

布「じゃア内証で往って来るよ」

何心なく頑是なしに走って参り、織場へ往って見ますると、おくのは夜は灯火を点けて夜業を為ようと思い、襷掛けに成って居る後へ参り、

布「お母さん/\」

くの「何んだよ、昨日も学校から帰ると日暮方まで遊んでいたが、余り表へ出ねえようにしな、何んだよ」

布「あのね、お父さんが来たよ」

くの「え……何処へ」

布「あのね内証でお母さんに逢って詫言をしたい、辛抱人に成ったてえが、本当に成ったかも知れないよ、内証でお母さんに逢いたいって坊に斯様にお銭をくれたよ、お銭をくれるくらいだから辛抱人に成ったかも知れないから、お前逢ってお遣りな」

くの「逢いたいってお祖父さんがに知れると、でけえ小言が出るが……決して云うじゃアねえよ、黙って居なよ、然うして少し此の機を気イ附けて居ろ、蚊遣火が仕掛けて有るから」

と夫婦の情で逢いたいから、直に飛出して往こうかとは思ったが、一歳になるお定の顔を見せたいと思いまして、これを抱起して飛んで参り、

くの「おやまア貴方は何うしておいでなせえました」

茂「あい誠に面目次第も有りません」

くの「お父さまが物堅くって家へ寄せ附けないと云っても、おく